株主通信
1. VISION
2. 株主の皆様へ
平素より当社へのご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
当社第73期(2025年4月1日~2026年3月31日)においては、原材料価格上昇への対応や製品価格の改定を進めるとともに、安定供給維持のために調達・生産能力強靭化、業務効率向上に向けた取組等により、収益体質の強化に努めました。また、開発、営業面では、大電力変換技術を活かした産業用蓄電システム等の体制強化に注力しました。
中期的取組として、ライフサイエンス関連では微小信号計測やインピーダンス計測技術を応用した物理計測から医用計測への領域拡大に取り組み、量子コンピュータ関連では海外展示会への出展等による海外での知名度向上に注力したほか、宇宙航空関連、水素関連等における新市場・新事業の開拓強化にも努めました。
また、家庭用蓄電池製品の需要変化や製品価格競争の激化等の市場変化への対応として、伊藤忠商事株式会社との合弁会社であった株式会社NFブロッサムテクノロジーズを解散しました。今後は、中長期的な発展を見据え、産業用蓄電システム市場や水素等の再生可能エネルギー活用市場に向けての事業再編をさらに加速し、一段の事業成長を目指してまいります。
以上の結果、73期(連結)における受注は、9,586百万円(前年同期比7.1%増)、売上高は9,138百万円(前年同期比0.6%増)、損益面では営業利益945百万円(前年同期比72.7%増)、経常利益973百万円(前年同期比65.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益647百万円(前年同期比43.7%増)となりました。
配当につきましては、中長期的な発展を見据え、経営的・総合的観点から、安定配当を基本に業績等を総合的に勘案して決定する方針としており、第73期の1株当たり期末配当金は36円とさせていただきます。
今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
3. TOPICS
量子関連市場拡大に向け、積極的に展示会に出展
関連会社である (株)エヌエフ回路設計ブロックは、微小信号処理技術を得意技術とし、その製品は国産量子コンピュータにも搭載されています。
当期は、さらにその技術を広め、量子市場拡大と知名度向上を目指して、国内外の展示会へ積極的に出展いたしました。
5月には世界最大規模の国際会議・展示会「Q2B 2025
Tokyo」へ参加。国内外のトップランナーへアプローチするとともに、新たなビジネス連携を模索いたしました。
また8月には、大阪万博の企画展「エンタングル・モーメント」(大阪大学QIQB出展)において、純国産量子コンピュータを構成する一翼として当社製品が出展されました。海外では民間主導の開発が主流であるのに対し、今回の国産量子コンピュータはパブリックセクター主導で開発され、オープンソース化を実現している点が特徴です。世界中の研究者や企業が広く利用できるため、今後のグローバルな普及に大きな期待が寄せられています。
さらに本年2月には、カナダ最大級の「量子技術カンファレンス」に参加し、北米市場における新たなネットワークの構築に努めました。
今後も社会に貢献する新しい価値の創造に挑戦し、株主価値の向上に邁進してまいります。
低コスト水素サプライチェーンの実現を目指して
エヌエフグループは、製品や活動を通じたさまざまなESG活動を推進しています。
その活動のひとつに、(株)NFデバイステクノロジーが参画する国家プロジェクト「副生・再エネ水素による低コスト集中型(配管活用)/分散型サプライチェーン実証事業(令和7年度~11年度)」があります。
これは山口県産業技術センターを代表とする各民間企業との共同活動による社会実装・普及展開を目的とした実証実験で、再生可能エネルギーや工場からの副生水素を活用し、低コストで安定した水素サプライチェーンモデルを構築する大規模なプロジェクトです。
(株)NFデバイステクノロジーは、このなかで「水を電解し水素を製造し・貯蔵する」という重要な役割を担っています。5カ年計画の初年度となる当期は、水素製造・貯蔵・供給のためのインフラ整備をすすめました。
エヌエフグループは「CO2を排出しない脱炭素社会」と「エネルギーの安定供給」の実現を通じて、豊かな未来を目指してまいります。
4. 連結財務諸表
連結貸借対照表(要約)
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前連結会計年度 (2025年3月31日) |
当連結会計年度 (2026年3月31日) |
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|---|---|---|---|
| 資産の部 | 流動資産 | 12,879 | 11,933 |
| 固定資産 | 4,442 | 4,580 | |
| 有形固定資産 | 3,672 | 3,842 | |
| 無形固定資産 | 199 | 106 | |
| 投資その他の資産 | 570 | 632 | |
| 資産合計 | 17,321 | 16,514 | |
| 負債の部 | 流動負債 | 3,174 | 1,946 |
| 固定負債 | 480 | 527 | |
| 負債合計 | 3,654 | 2,474 | |
| 純資産の部 | 株主資本 | 12,504 | 12,927 |
| その他の包括利益累計額 | 58 | 107 | |
| 純資産合計 | 13,666 | 14,040 | |
| 負債純資産合計 | 17,321 | 16,514 | |
連結キャッシュ・フロー計算書(要約)
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前連結会計年度 (2024年4月1日から 2025年3月31日まで) |
当連結会計年度 (2025年4月1日から 2026年3月31日まで) |
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|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 340 | 1,489 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 1,281 | 368 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △735 | △1,339 |
| 現金及び現金同等物の増減額 | 886 | 519 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 2,699 | 3,680 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 3,680 | 4,200 |
連結損益計算書(要約)
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前連結会計年度 (2024年4月1日から 2025年3月31日まで) |
当連結会計年度 (2025年4月1日から 2026年3月31日まで) |
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|---|---|---|
| 売上高 | 9,083 | 9,138 |
| 売上原価 | 5,827 | 5,636 |
| 売上総利益 | 3,255 | 3,501 |
| 販売費及び一般管理費 | 2,708 | 2,556 |
| 営業利益 | 547 | 945 |
| 経常利益 | 587 | 973 |
| 税金等調整前当期純利益 | 646 | 959 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 450 | 647 |
業績の推移
■ 売上高
■ 営業利益/売上高営業利益率
1株当たり当期純利益
■ 総資産/純資産
5. 株式情報
株式の状況
| 上場証券取引所 | 東京証券取引所 スタンダード市場 |
| 発行可能株式総数 | 20,000,000株 |
| 発行済株式の総数(自己株式を除く) | 7,018,774株 |
| 株主数(自己株式を除く) |
7,315名 (前期末比196名増) |
| 単元株式数 | 100株 |
所有株数別株主数分布
所有者別株主数分布
大株主の状況(上位10名)
| 株主名 | 持株数 (千株) |
持株比率 (%) |
|---|---|---|
| エヌエフHD 取引先持株会 | 779 | 11.11 |
| 東京中小企業投資育成株式会社 | 297 | 4.23 |
| 高橋 常夫 | 197 | 2.82 |
| 田村 哲夫 | 154 | 2.19 |
| 合同会社ハンテツ | 120 | 1.72 |
| エヌエフHD 社員持株会 | 116 | 1.66 |
| 株式会社三菱UFJ 銀行 | 109 | 1.56 |
| 明治安田生命保険相互会社 | 100 | 1.43 |
| 田村 誠章 | 96 | 1.38 |
| 一般財団法人エヌエフ基金 | 89 | 1.27 |
6. 役員体制(2026年6月25日現在)
| 代表取締役会長 | 高橋 常夫 |
| 代表取締役社長 | 吉沢 直樹 |
| 取締役 | 大滝 正彦 |
| 取締役 | 長谷川 和宏 |
| 取締役 | 木村 学 |
| 取締役(社外) | 釜道 紀浩 |
| 取締役(社外) | 豊玉 英樹 |
| 監査役(常勤) | 池上 雅幸 |
| 監査役(非常勤) | 辻󠄀 毅一郎 |
| 監査役(非常勤) | 水井 潔 |