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企業情報
エヌエフグループでは、環境エネルギー関連ビジネスの中心となる取り組みとして、脱炭素化・水素活用促進に関する様々な事業を強化しております。
こうした中、当社子会社である株式会社NFデバイステクノロジー(本社 山口県山口市)が、山口県における環境省委託事業「令和7年度
コスト競争力強化を図る再エネ等由来水素サプライチェーンモデル構築・実証事業」共同事業者として参画することとなり、環境省の委託先である山口県産業技術センターとエヌエフの産業用蓄電システムを用いた実証システム構築と運用に関する再委託契約を締結しました。
本事業は、山口県において、水素の製造から貯蔵・輸送、利用に至るサプライチェーンを構築することを目指して、2025年度から2029年度までの5ヵ年に亘って行われる山口県内3市が連携する大規模実証事業です。エヌエフグループは、この実証事業の準備段階にあたる「令和6年度低コスト水素サプライチェーン創生に向けたエリア拡張型地域資源融合山口モデルのFS(フィージビリティスタディ)事業」においても、メーカーとして唯一の共同事業者として参画し、山口県及びその関係機関等との協働を進めてきており、今回の再委託契約に基づき具体的な展開を実施いたします。
エヌエフグループでは、強みとする電力制御・変換技術を活用して、環境エネルギー関連技術・商品・事業の強化に取り組み、産業用蓄電システムや水素生成に必要な水電解用直流電源のビジネス展開を進めております。今回の実証事業では、これらに加えて太陽光発電を含めた電力系統の変換制御、水素を始めとした再生可能エネルギーの利用に不可欠の高効率な電力変換技術など、エヌエフグループで培われた技術や製品をこの実証事業に提供し、大規模な水素サプライチェーンを実装段階にステップアップさせていくことを通じて、脱炭素化社会の実現に貢献してまいります。
今回の実証実験の場となる、株式会社NFデバイステクノロジーの山口宮野工場は、山口市域における水素サプライチェーンの拠点として位置付けられ、再生可能エネルギーを活用した水素の製造から貯蔵、配送、及び自社活用までを担うことになります。これにより、山口宮野工場は、日本全国への脱炭素化/水素ビジネスの情報発信拠点としての機能も果たし、環境エネルギー関連ビジネスや社会の発展に寄与していきます。
また、今回の環境省委託事業では、山陽小野田市域でも株式会社NFデバイステクノロジー山口宮野工場と同様の実証実験が行われます。ここでも、エヌエフの産業用蓄電システムを始めとして、エヌエフの持つ技術や製品が活用される見込みであり、山口県内の環境関連企業・団体との連携、協働を通じて、山口県における水素サプライチェーンの実証・実装に尽力していきます。
※山口県産業技術センター公表資料より一部抜粋、加工してエヌエフホールディングスにて作成