株式会社エヌエフ回路設計ブロック（本社：神奈川県横浜市、代表取締役会長：高橋常夫、以下、エヌエフ回路）は、低ひずみと優れた出力安定性で高い評価をいただいているプログラマブル交流電源「DPシリーズ」で、新たに5機種の発売を開始しました。
エヌエフ回路では、「交流/直流電源」「電力増幅器」「交流/直流電子負荷装置」など、豊富な製品ラインナップを取り揃え、電力の制御に関する幅広い領域をカバーしています。中でもDPシリーズは、出力電圧を安定化するだけでなく、出力変動模擬など、電源出力のパターンや電源波形を自由にプログラム可能で、製品を市場に投入する際に起きうる多様な電源状況を事前にシミュレーションすることが可能です。製品の完成度を高める上で重要な役割を担っており、製品開発における研究部門をはじめ、品質保証、試験機関、製造ライン等でご活用いただいております。
特に、MRI*¹をはじめとした医療機器、チリングユニット*²をはじめとする大型空調機器、EV用急速充電器、オンデマンド印刷機など、消費電力が大きな機器の開発現場において、電源環境試験の必要性が増加しており、大容量試験用交流電源のニーズが高まっています。
今回、インバータ/モータ試験時などの回生電力発生や系統連系模擬試験に適している回生・逆潮流*³対応製品と、一筐体で単相/単相3線/三相の出力形式切換えが可能で様々な試験にご利用頂けるマルチ相対応製品の大容量モデルを中心に、5つの新製品を発売しました。
これにより、いままで特注等で個々にカスタマイズにてご対応していたお客様に対し、ご希望の仕様条件を満たした電源をスピーディにお届けすることが可能になります。

発売される5製品のモデル名、概要、価格、発売日は以下の通りです。

・様々な電源ニーズにお応えする豊富なラインナップに新機種追加
    一筐体で単相 / 単相3線 / 三相の出力切換えが可能なマルチ相モデルに、大容量の2製品が追加ラインナップ
    回生 逆潮流対応モデルに2製品が追加ラインナップ
・AC（直流）もDC（交流）のいずれも出力可能
・電源入力は三相3線、三相4線から選択可能
・低ひずみ、高品位波形を出力。高い出力安定度
・容量性負荷、誘導性負荷も安定動作
・計測機能（電圧、電流、電力、高調波電流など）
・電流リミッタ機能（正負のピーク値、実効値で設定可能）
・シーケンス、電源変動試験、クリップ正弦波、任意波の出力が可能
・過電流を防ぐ保護機能、製品開発時に活用可能な各種インタフェースを装備
・見やすい液晶ディスプレイ、コントローラを搭載
・USBメモリーを用いたデータの読み込み、書き出しに対応
・コントロールソフトウェアを標準添付

など

 プログラマブル交流電源 DPシリーズ

*1 MRI：Magnetic Resonance Imaging (磁気共鳴画像)の略。磁力と電磁波の力によって、人体のあらゆる部分の断面像を撮ることができる画像診断装置。
      画像の取得には強力な磁場が必要で、磁場の発生には大容量の電力を必要とする
*2 チリングユニット：熱交換を用いた冷却システム。「チラー」ともよばれる。ビルや工場の空調システムや装置の冷却など様々な用途に使用される
*3 逆潮流：電気事業者から供給される電力よりも自家発電の電力が上回り、余剰電力が電気事業者側に戻ること

1959年設立。高精度なアナログ制御技術をはじめとする独創技術をベースに、電子計測制御・電源システム・電子デバイス・応用システムの4つの事業領域を展開し、最先端研究分野をはじめとする幅広い分野で高度な計測・制御ソリューションを提供。社名の由来は回路の安定性と高性能を実現する「ネガティブフィードバック」技術の略称から。（東証JASDAQ上場 証券コード：6864）
URL：https://www.nfcorp.co.jp/

株式会社エヌエフ回路設計ブロック
市場開発営業部
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製品情報ページ：www.nfcorp.co.jp/pro/ps/ac/dps/index.html

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