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2025/8/7 エヌエフの低雑音電源が搭載された 大阪大学「純国産量子コンピュータ」
─ 8/14~20、大阪・関西万博企画展にて展示 ─

2025年7月28日、大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)において主要な部品・パーツおよびソフトウェアが全て日本製である「純国産」超伝導量子コンピュータが稼働を開始しました。
希釈冷凍機内に設置され、微弱なマイクロ波を増幅する高速アンプの駆動に、当社グループ エヌエフ回路設計ブロックの低雑音直流電源が使用されています。このアンプは量子ビットの高速かつ高忠実な読み出しを実現するもので、駆動する電源には雑音を極限まで抑制し、温度や時間の変化に対しても高い安定性を持つことが求められます。
エヌエフでは、自社の強みである低雑音信号処理技術を駆使して、この厳しい要求に応える電源を開発し、国産量子コンピュータ1号機から最新の4号機までのすべてに採用されています。

大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)ニュース(2025年7月28日)
『「純国産」量子コンピュータ、7月28日稼働! 』
※「研究の内容」 純国産量子コンピュータの国産パーツ一覧(図2)をご確認ください。


関連ニュース:電波新聞デジタル(2025年4月22日)
『計算能力4倍の量子コンピュータ(256量子ビット) 富士通と理研が開発』
※エヌエフの低雑音直流電源は、希釈冷凍機の右側のラックに搭載されています。

2025年8月14日から20日まで、大阪・関西万博の企画展「エンタングル・モーメント ―[量子・海・宇宙]×芸術」において、エヌエフ製品をはじめ、純国産量子コンピュータの構成部品が展示されます。

イベント詳細情報
大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)ニュース(2025年4月14日)
「エンタングル・モーメント ― [量子・海・宇宙] × 芸術」 事務局 (量子科学技術研究開発機構)

量子コンピュータの大規模化や高性能化に向けた技術課題に対して、当社グループも新たな技術開発に挑み、科学技術の発展や社会の変革に寄与してまいります。